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大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社

The Catcher in the Ryeになれるか

3月末から急に暖かくなって桜が満開になってしまいました。寒さに耐えれば僥倖もあるというものです。気候が平年並みであればライ麦の出穂、鋤き込みの季節を迎えます。
「ライ麦は麦類の中でも耐寒性が強く、酸性の強い不良土壌でも良く生育する。・・・春早くから刈り取りができ、・・・3月下旬から5月上旬にかけて出穂」(千葉県農林水産技術会議『カバークロップ草生栽培方針』技術指導資料)
本当は「誰かさんが誰かさんとライ麦畑で出会ったら」なんだ。誰か崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ――(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.D.サリンジャー、村上春樹訳)。ライ麦がライ麦畑で繁茂する季節が経巡ってきました。
事業をライ麦畑へ放り出す動きは活発です。他方で、迷走し始めた事業を受け止めて崖から救い出すのは大変です。ベンチャーキャピタル会社が事業の養育者であると位置付ければ、少年から青年へと成長する過程でライ麦畑の中で迷う子供をどう受け止めるかに悩む点での共通点があります。IPO実績を見ると2017年は社齢、社長年齢ともに法人の年上化が進んでいます。その分、孵化器、幼保園時代が長くなってきているのかも知れません。出番、と言われればそうなのかも知れません。
オープンイノベーション拠点の増築工事は基礎の「杭頭補強筋溶接」まで進んできました(画面上の写真をご覧ください)。こちらのライ麦畑はまだ穂が出ていません。来月も、同じアングルからの工事進捗をご報告致します。

2018年4月 代表取締役 神保 敏明

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