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大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社

プレスリリース

阪大発ベンチャー「ルクサナバイオテク株式会社」への投資を実行しました。

阪大発ベンチャー「ルクサナバイオテク株式会社」へ投資を実行

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(以下「OUVC」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長: 神保敏明)を無限責任組合員とする、OUVC1号投資事業有限責任組合(以下「OUVC1号ファンド」)は、3月1日付で、ルクサナバイオテク株式会社(以下「ルクサナバイオテク」)(本社:大阪府箕面市、代表取締役:佐藤秀昭)に対し、1億円の投資を実行いたしました。
ルクサナバイオテクは今回の投資によって調達した資金をもとに、人材採用および開発設備投資を行い、次世代バイオ医薬の有力候補とされる核酸医薬における製薬会社向け創薬シーズ創出事業を展開いたします。

大阪大学小比賀教授の研究成果を事業化

ルクサナバイオテクは、大阪大学大学院薬学研究科・小比賀聡教授の人工核酸に関する研究成果 を社会実装する目的で、2017年12月に設立されました。人工核酸とは、天然の核酸(DNA、RNA)に化 学修飾を加えることで物性を変化させ、天然の核酸にはない人工的な機能を有した核酸を意味します。ルクサナバイオテクは、人工核酸技術によって生み出されたモノマー群(核酸合成物を構成する部品 素材)と、これらのモノマー群を核酸合成物に設計する配列デザインノウハウをコア技術としており、これ らの技術を、核酸医薬を開発する製薬メーカーに広く提供することにより、創薬シーズ創出を行います。 将来的には、マイルストーン契約が締結できるような、創薬が進捗したプロジェクトが生まれることを想定しています。また、創薬候補の創出に向けた外部との共同研究も検討しています。

核酸医薬品とは

核酸医薬品とは、核酸を医薬品として利用したものを意味します。核酸医薬品は、これまでの医薬品 技術(低分子医薬品や抗体医薬品)では狙えない、mRNAやmiRNA等の分子を創薬ターゲットとし、遺伝子の発現に直接作用することにより、これまで治療が難しかった病気の治療が可能になると期待されています。核酸医薬品の研究は全世界で盛んに行われており、次世代の医薬品として高い期待が寄せ られているほか、核酸医薬市場は今後拡大することが見込まれています。
その一方で、核酸医薬品の開発においては、「核酸分子の生体内での不安定性」「副作用の懸念」 等の克服すべき課題があることが指摘されています。これに対し、小比賀教授の研究成果である人工核 酸技術は、標的とする核酸に対する高い結合親和性と安定性を保ち、毒性を抑えることが可能です。

人工核酸技術を活用し次世代医薬品の開発を加速

ルクサナバイオテクは人工核酸技術を活用し、次世代医薬品との期待が高い核酸医薬の実用化促進 に貢献し、核酸医薬品市場の拡大に寄与することを目指しています。一般に創薬に関する事業は、開発期間の長さや投資額の大きさ、成功リスクなどから、難易度の高い事業ではありますが、成功時のリタ ーンも極めて大きいと想定されます。もとよりOUVCは、官民ファンドとして、製品の完成までに多くのリスクを伴うことが想定される投資案件に対して積極的に投資を行うことにより、民間のベンチャーキャピタ ルからの投資を呼び込む役割を果たすことが求められています。
OUVCが、ルクサナバイオテクへの投資を通じて、大阪大学の研究成果を活用した次世代医薬品の開 発を加速させることにより、日本の医療の発展に貢献できる可能性があることから、OUVCが投資する社会的意義は、極めて大きいと判断いたしました。
なお、OUVC は、ルクサナバイオテクに対し、取締役を派遣し、ハンズオン支援を行います。

・ルクサナバイオテクの概要
会社設立            201712
事業内容             人工核酸技術を活用した、製薬会社向け核酸医薬品の創薬支援サービス
所在地                大阪府箕面市
代表取締役        佐藤 秀昭(さとう ひであき)

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